A5 東洋と西洋の違いについて

古代人が手を広げてパー、結んでグーとして陽と陰を示し、更に片手は五、両手で十と数えたという説は、五進法の始まりともいわれます。東洋ではなぜか奇数を好んで一単位を五とすることが多いですね。食器は五客、座布団も五枚一組で数の単位も5・10・15…、西洋の食器は六個で一組、1ダースは12です。東洋は一人で行動するのを美徳とする傾向があり、家族は両親と子で一単位、川の字の雑魚寝も普通感覚です。西洋は夫婦と子供は別室が当たり前で、ペア・夫婦で一単位という意識があり、文化の違いをあげればきりがなくあります。

易では奇数は陽、偶数は陰を表しますが、東洋の文明は割り切れない「+1」、神秘などを受け入れて奇数文明の様相があります。西洋は2で割り切れる偶数文明で、目に見えない神秘さえ科学的に探究して、量子力学などがいち早く発展しました。

しかし陽は陰を内有し、陰は陽を内有しています。文化と人の内面は反対であるともいえ、陽の東洋人は陰的な情緒や心の動きを重視し、半面科学的で論理的な西洋文明に憧れます。陰の西洋人は陽的に理屈を追及し、逆に情緒的な東洋文明に憧れるという複雑な現象に表れます。言語などの表現法を見ると、西洋は表音文字の一音ではよくわからないアルファベットを生み、東洋は一音に意味のある表意文字の漢字を生み出しました。ちなみに日本人は折衷文化を好むのか、表音のカナ文字を生み、漢字にも訓読みを生み、独特の言語文化を作り出しました。余談ですが西洋人にも東洋人にも日本語が難しいといわれるのも納得します。

陽の心は陰を表現し、曖昧を寛容に受け入れ、陰の心は陽を表現し、曖昧を許さず結果求めと逆に働き、表面とは異なる内面を表現して文化が創られているように思えます。

易で説く東洋は2+1=3の奇数文明、西洋は2が4となる偶数文明ですが、共通するのは2から発展することです。2は陰陽(両義)を表し、その元を易は〔太極1(0~∞)〕といいます。元が太極〔1〕ということは、理論的には〔1〕=2=3=4…といえ、地球を東西に二分した東洋と西洋は根元・親(太極)を同じにするものです。ややこしい話はさておき、〔太極=地球〕、〔太極=人間〕という見方をすれば、なるほど「世界は一つ」、「人類みな兄弟」になりますね~…

易は結局中庸にいきつく道で、感情や利権を争い、一時対立に勝ったところでまた繰り返すだけで、虚しいものと教えられます。

 

 

 

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