B13 易の陰陽と暦の二十四節気 続き

二十四節気に易の陰陽の消長卦を取り入れた十二か月の見方です。(陽は1、陰は0)
立冬 (000000) に陰が極まり、冬至(000001)に一陽が発して徐々に陽気増し、中間に春分(000111)を挟んで、立夏(111111)に陽気極まり、夏至(111110)に至り一陰生じ、徐々に陰気増して中間点に秋分(111000)があり、さらに陰気が増してまた冬に至ります。陰陽の卦の変化は無限に季節が巡っていく易の陰陽の循環です。
下記は二十四節気と十二消長卦が示す季節感です。陰気は0.陽気は1で示します。
月/日(新暦)                  〔陰暦〕    季節感
11/7頃 …立冬 000000(坤為地)陰極まる 〔亥・十月節〕
                    初冬・時雨・冬支度
11/22頃…小雪  立冬から15日後    〔亥・十月中〕
                    雪まだ小・北風吹き
12/7頃 …大雪  立冬から30日後    〔子・十一月節〕
                    山頂に積雪・冬到来
12/22頃…冬至 000001(地雷復) 一陽生じ 〔子・十一月中〕
                    昼最短・ゆず湯・真冬
1/5頃 …小寒  冬至から15日後     〔丑・十二月節〕
                    寒の入り・寒中見舞い
1/20頃…大寒 000011(地沢臨) 陽気増す  〔丑・十二月中〕
                     寒極まり熱を呼ぶ
2/4頃 …立春 000111(地天泰) 陰陽中和し 〔寅・正月節〕
                    節分の翌日 旧正月
2/18頃…雨水  立春から15日後     〔寅・正月中〕
                    雪解け水流れる
3/5頃 …啓蟄  立春から30日後     〔卯・二月節〕
                   春雷に地の虫這い出す
3/21頃…春分 001111(雷天大壮)陽気壮ん  〔卯・二月中〕
                    春分点・彼岸の中日
4/5頃 …清明 011111(沢天夬) 陰気衰退  〔辰・三月節〕
                     桜咲き草木清浄明潔
4/20頃…穀雨  春分から30日後     〔辰・三月中〕
                     春雨・種まきの季節
5/5頃 …立夏 111111(乾為天) 陽極まる  〔巳・四月節〕
                     新緑の候・夏の兆し
5/21頃…小満  立夏から15日後     〔巳・四月中〕
                    万物天地に満ち始める
6/5頃 …芒種  立夏から30日後     〔午・五月節〕
                     梅雨前・田植え始め 
6/21頃…夏至 111110(天風姤) 一陰生じ  〔午・五月中〕
                     昼最長・梅雨の盛り
7/7頃 …小暑  夏至から15日後     〔未・六月節〕
                     梅雨明け・暑気入り
7/23頃…大暑 111100(天山遯) 陰気増す  〔未・六月中〕
                   酷暑・熱極まり冷気呼ぶ
8/7頃 …立秋 111000(天地否) 陰陽中和し 〔申・七月節〕
                     残暑・残暑見舞い
8/22頃…処暑  立秋から15日後     〔申・七月中〕
                     涼風吹く・結実
9/7頃 …白露  秋分の15日前      〔酉・八月節〕
                     秋気増し草露宿る
9/23頃…秋分 110000(風地観) 陰気昇り  〔酉・八月中〕
                    秋分点・彼岸の中日
10/8頃…寒露 100000(山地剥) 陽気衰退  〔戌・九月節〕
                   五穀の収穫・秋深まる
10/23頃…霜降 秋分から30日後     〔戌・九月中〕
                    秋雨・晩秋・冬近し
…立冬へ循環する

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